
学校長挨拶

京都市立京都堀川音楽高等学校
小さいころからあたりまえのように私たちの周りにあった「音楽」が、これほど人々の心に共鳴し、その美しい響きが人の心を和ませ、励まし、生きる勇気を与えるものであることを実感しました。昨年度、一時期学校も休校となり、仲間たちと自由に音楽を楽しむことが禁じられ、オンラインでの練習や動画配信に頼らざるを得ませんでした。しかし、感染拡大の波のはざまで、日々奮闘されている医療従事者の皆さんや、家にこもりがちな人々への音楽のプレゼントが世界中で話題となりました。久しぶりに開かれた音楽会で生の「音楽」に再会できた時、その「音楽の力」に圧倒され、心がふるえる想いがしました。
これから、どんな苦難の時代がやってこようとも、「音楽の力」を信じ、音楽に将来を託そうとする生徒の皆さんのご期待に応えて、みずみずしい感性を大切にし、その力で自らの未来を切り拓き、少しでも社会に貢献できる人を育てる営みを大切にしていきたいと思います、堀音70余年の伝統の上に立ちながらも、新たなる「堀音」の歴史を自らが築いていこうとする、気概ある皆さんをお待ちいたしております。
たたんだ翼をひろげ 恐れずにむかっていこう
この翼が 巻き起こす風をしたがえ
世界の静まる中で 響き出す
本物のかがやきへ
〜校歌「海を遠く」より〜
音楽を愛し、人を愛して
京都市立京都堀川音楽高等学校 芸術顧問
「堀音」この言葉の響きに、僕は強い誇りと、抑える事のできない思い出で胸が一杯になる。だからこそ僕は卒業してからも、必ず年に一度は学校を訪ね、懐かしい先生に挨拶をし、生徒たちのオーケストラを相手に汗を一杯かきながら指揮し、いつの間にか随分歳の離れたかわいい後輩達に励ましの言葉をかけることを、一人の卒業生として続けている。
それは「堀音」を卒業した者には、受け継がれている想いがあるからだ。それは「音楽を愛し、人を愛しいと思える気持ち。」それをこの学校で先輩や先生から教えられたからこそ、僕は世界を相手にする指揮者になれた。今度は僕がその想いを現役の学生達に伝える番。毎年選ばれる40人の新しい堀音生達よ!いつか皆が卒業し、それぞれの道に進み、例えどんな仕事に就こうと、どんなに離れた所に暮らそうと、この僕ら卒業生が共有できる「堀音」という響きの心地よさに、きっときっと気がつく事だろう。
在校生からのメッセージ
①専攻名をクリックすると、フィルタリングされた在校生画像が表示されます。
(下にスクロールしていくと在校生画像が表示されます)
②各在校生の画像をクリックすると、メッセージ詳細をご覧いただけます。
活躍する先輩たち
各方面で活躍する堀音卒業生に、自分の歩み、堀音での学びや経験について、語っていただきました。