京都市立京都堀川音楽高等学校 御池門 画像

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学校紹介

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学校長挨拶

「音楽の力」を信じて
20250401HP

京都市立京都堀川音楽高等学校

校長 谷口 衛

 まだ肌寒いですが、校舎内の桜もずいぶんと花が開き、ようやく春になってきたかなと感じるようになりました。
本日付で京都堀川音楽高等学校の校長を拝命いたしました、谷口衛(たにぐちまもる)と申します。

 昭和23年に堀川高校音楽課程としてスタートして以来、脈々と受け継がれてきた京都堀川音楽高校のすばらしい歴史と伝統は、何物にも変え難いものだと感じています。前任の中村 陸子校長はその「堀音」の素晴らしいところをしっかりと伸ばすために、教職員の方々と一緒に考え対話しながら、今までにない取り組みを始められました。その流れが堀音の新しい文化となり、より「堀音」が素晴らしい学校となっていくよう、これから実直に取り組んでまいります。

 令和5年度の途中より「人とつながる音楽家を育成する」という言葉で本校の教育目標が語られるようになりました。令和7年度学校案内を見てみると、
「音楽家」として「人とつながる」とはどういうことなんだろう?そんな問いかけから京都堀川音楽高校、通称 堀音(ホリオン)の学びが始まります。その問いの答えを、教職員が生たちに「これだ!」と教えることはありません。そもそも正解の定かではない問いであり、誰かが教えられるものではない問いです。音楽に志す生徒自身が堀音の3年間をかけて、その答えを自分なりにつかみ取ってほしい、そんな願いを込めて、教職員は堀音の学びを設計しています。
とあります。

 芸術は、表現者と受け取り手があってこそ成り立っているので、その成り立ちからして人と人がつながっている営みです。音楽も例外ではありません。しかし、実はそれ以外のとてもたくさんの人達とつながっています。音楽としてのより高い芸術性を求めるためにはそういった様々な人たちと広く深くつながり、それを自分の中に落とし込み、それが自分の音楽に返ってくるような、そんなサイクルを意識しながら、すべての教育活動を学校長として支えていきたいと思っています。

 堀音には、学校を愛してくださっている皆さまがたくさんおられます。城巽学区自治連合会の皆さま、同窓会の皆さま、この校舎を拠点に活動されている音楽関係の皆さまをはじめ、本当に多くの方々のご理解とご協力によって堀音は支えられていると思っております。皆様には本校への一層のご支援ご指導をいただけると幸いです。

 今日から新年度が始まります。生徒たちの音楽に耳を傾け、対話し、保護者をはじめ堀音を愛してくださっている方々の思いを胸に、教職員一丸となって「堀音の教育」をすすめてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

令和7年4月1日
京都市立京都堀川音楽高等学校 校長 谷口 衛

たたんだ翼をひろげ 恐れずにむかっていこう

この翼が 巻き起こす風をしたがえ

世界の静まる中で 響き出す

本物のかがやきへ

〜校歌「海を遠く」より〜

About Our School / Message

音楽を愛し、人を愛して

指揮者 佐渡 裕

京都市立京都堀川音楽高等学校 芸術顧問

「堀音」この言葉の響きに、僕は強い誇りと、抑える事のできない思い出で胸が一杯になる。だからこそ僕は卒業してからも、必ず年に一度は学校を訪ね、懐かしい先生に挨拶をし、生徒たちのオーケストラを相手に汗を一杯かきながら指揮し、いつの間にか随分歳の離れたかわいい後輩達に励ましの言葉をかけることを、一人の卒業生として続けている。
それは「堀音」を卒業した者には、受け継がれている想いがあるからだ。それは「音楽を愛し、人を愛しいと思える気持ち。」それをこの学校で先輩や先生から教えられたからこそ、僕は世界を相手にする指揮者になれた。今度は僕がその想いを現役の学生達に伝える番。毎年選ばれる40人の新しい堀音生達よ!いつか皆が卒業し、それぞれの道に進み、例えどんな仕事に就こうと、どんなに離れた所に暮らそうと、この僕ら卒業生が共有できる「堀音」という響きの心地よさに、きっときっと気がつく事だろう。

Photo ⓒ Jun Yoshimura

在校生からのメッセージ

①専攻名をクリックすると、フィルタリングされた在校生画像が表示されます。
(下にスクロールしていくと在校生画像が表示されます)
②各在校生の画像をクリックすると、メッセージ詳細をご覧いただけます。  

今村 萌衣 3年 トランペット専攻

・2020年度, ・管楽器
今村 萌衣 3年 トランペット専攻

石井 誓奏 3年 コントラバス専攻

・2020年度, ・弦楽器
石井 誓奏 3年 コントラバス専攻

中野 未唯 3年 声楽専攻

・2020年度, ・声楽
中野 未唯 3年 声楽専攻

砂田 萌 3年 声楽専攻

・2020年度, ・声楽
砂田 萌 3年 声楽専攻

黒田 貴乃伽 2年 フルート専攻

・2020年度, ・管楽器
黒田 貴乃伽 2年 フルート専攻

原田 凜奏 2年 ヴァイオリン専攻

・2020年度, ・弦楽器
原田 凜奏 2年 ヴァイオリン専攻

寺澤 愛香 2年 ヴァイオリン専攻

・2020年度, ・弦楽器
寺澤 愛香 2年 ヴァイオリン専攻

杉山 奈々 2年 声楽専攻

・2020年度, ・声楽
杉山 奈々 2年 声楽専攻

細川 和奏 2年 ピアノ専攻

・2020年度, ・ピアノ
細川 和奏 2年 ピアノ専攻
堀音での学びを語る卒業生インタビュー

活躍する先輩たち

各方面で活躍する堀音卒業生に、自分の歩み、堀音での学びや経験について、語っていただきました。

サムネ

木田 奏帆

Kanaho Kida

京都市立京都堀川音楽高校、京都市立芸術大学ヴァイオリン専攻卒業、東京藝術大学大学院修士課程ヴィオラ専攻修了。日本センチュリー交響楽団ヴィオラ奏者。オーケストラの他、ソロや室内楽でも積極的に活動している。

取材日:2023年5月11日

フッター

長瀬 大観

Hiroaki Nagase

京都市立京都堀川音楽高等学校、くらしき作陽大学音楽学部を卒業したのち渡欧。ブリュッセル王立音楽院を経て、現在ベルギー王立モネ歌劇場管弦楽団第2ヴァイオリン奏者として在籍中。ブリュッセル室内合奏団メンバー。

取材日:2022年7月27日

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早瀬 千賀

Chika Hayase

第20回エウテルペ国際コンクールにて1位、“Morena Mazzilli” 賞、第33回京都芸術祭音楽部門にて京都市長賞受賞。ウィーンフィルサマーアカデミーのプロジェクトに参加。現在ウィーン国立音大にてエドワード・ツェンコフスキ氏に師事。

取材日:2021年7月26日

山田 唯雄 64期卒 クラシックギター専攻

山田 唯雄

Io Yamada

第38回日本ギターコンクール1位、第7回イーストエンド国際ギターコンクール1位、19年 “Ligita”リヒテンシュタイン国際ギターコンクール3位等国内外多数のコンクールで入賞。現在フランツリスト音楽院にてリカルド・ガレン氏に師事。

取材日:2021年3月1日

薩摩 研斗 指揮科(71期卒)

薩摩 研斗

Kento Satsuma

2020年チェコ国立ブルノ・ヤナーチェク音楽院に指揮・ピアノの両専攻の入学試験に合格。同時に6年飛び級で大学院への入学を許可され、現在同校に在学中。

取材日:2021年3月2日

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田中 咲絵

Sae Tanaka

第32回京都ピアノコンクールE部門金賞及び協賛社賞。第29回京都芸術祭新人賞受賞。第27回京都芸術祭「世界に翔く若き音楽家たち」に出演。 京都コンサートホール第1期登録アーティスト。

取材日:2021年3月22日