
学校長挨拶

京都市立京都堀川音楽高等学校
本年度、京都市立京都堀川音楽高等学校の校長を拝命いたしました、中村 陸子(なかむら みちこ)と申します。ここ数年、「高校」においても、「音楽」においても、たいへん厳しい時間が流れておりました。そんな中、前任の北村 光司校長が、生徒・教職員の方々と心を合わせ、工夫を重ねながら、学びを止めずに「堀音」らしく、教育活動を進めてこられました。そのご熱意と行動力をお手本としながら、また、城巽学区自治連合会の皆さまはじめ地域の方々、同窓会の皆さま、この校舎を拠点に活動されている音楽関係者の皆さま、「堀音」にお気持ちを寄せてくださる多くの方々、そして生徒・保護者の皆さまにご意見やご教示をいただきながら、誠実に務めを果たしてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
昭和23年、価値観の大きな変わり目の中で、これからの日本を背負っていく若者を育成する新しい形の高等学校に、「音楽」に特化したコースを置こう、とお考えになった先人の知性と勇気に、また、それを良しとした、京都市民の文化力とも言うべき懐の深さに、改めて心を震わせる思いでおります。そのスタートから70余年、時代に応じて、またある時は時代を先駆けながら、年月を紡いできた「堀音」。昨今の急速な日本や世界の変化の中で、大事なものを見失うことなく、また、そのために変わることも時には視野に入れながら,生徒・教職員とともに、歩みを進めていきたいと思います。私自身、生徒ひとりひとりの日常に寄り添い、彼らの奏でるさまざまな「音楽」に、耳を傾けてまいりたいと存じます。
今年度も皆さま方の本校への一層のお支えとお見守りを、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和5年4月1日
京都市立京都堀川音楽高等学校 校長 中村 陸子
たたんだ翼をひろげ 恐れずにむかっていこう
この翼が 巻き起こす風をしたがえ
世界の静まる中で 響き出す
本物のかがやきへ
〜校歌「海を遠く」より〜
音楽を愛し、人を愛して
京都市立京都堀川音楽高等学校 芸術顧問
「堀音」この言葉の響きに、僕は強い誇りと、抑える事のできない思い出で胸が一杯になる。だからこそ僕は卒業してからも、必ず年に一度は学校を訪ね、懐かしい先生に挨拶をし、生徒たちのオーケストラを相手に汗を一杯かきながら指揮し、いつの間にか随分歳の離れたかわいい後輩達に励ましの言葉をかけることを、一人の卒業生として続けている。
それは「堀音」を卒業した者には、受け継がれている想いがあるからだ。それは「音楽を愛し、人を愛しいと思える気持ち。」それをこの学校で先輩や先生から教えられたからこそ、僕は世界を相手にする指揮者になれた。今度は僕がその想いを現役の学生達に伝える番。毎年選ばれる40人の新しい堀音生達よ!いつか皆が卒業し、それぞれの道に進み、例えどんな仕事に就こうと、どんなに離れた所に暮らそうと、この僕ら卒業生が共有できる「堀音」という響きの心地よさに、きっときっと気がつく事だろう。
在校生からのメッセージ
①専攻名をクリックすると、フィルタリングされた在校生画像が表示されます。
(下にスクロールしていくと在校生画像が表示されます)
②各在校生の画像をクリックすると、メッセージ詳細をご覧いただけます。
活躍する先輩たち
各方面で活躍する堀音卒業生に、自分の歩み、堀音での学びや経験について、語っていただきました。